ヤンジャン45号
週刊ヤングジャンプ45号(10月8日(木)発売)
巻頭:君のことが大大大大大好きな100人の彼女
→次にくるマンガ大賞2位の記念?
C:少年のアビス、ウマ娘 シンデレラグレイ
読み切り:奇のもの曰く、ネガティブガール音神ちゃん
ヤンジャンもだいぶ読めるようになってきた…と思わないか? 以下、感想。
・君のことが大大大大大好きな100人の彼女
→やきう回。だが1人よりも全員の方が効率良いし強いよね。
女の子が野球を初めて触ったときの反応というか、初めてのキャッチボールってあんな感じになるよなあという、結構リアルに描かれてると思う。
ただし、熱血野球ガール、てめーはダメだ。
→Wバトル、同時に決着。アシリパさんの助太刀に杉元、参戦。連続殺人犯の真意に、さすがのアシリパさんもドン引き。尾形百之助、絶体絶命の危機をちゃぶ台返しにする。
→この作者が描くキャラクター、だんだんと目が小さくなってないっすか?
今回は、つばめ先輩が卒業なされたので、石上が覚悟を決めて告る話。
子安つばめ「何で親愛と恋愛感情は別なんだろう」
よくある話だが先輩は石上優後輩を恋人としてではなく友達としての関係でいたいのである。
普通に考えると、その関係でデートとか一緒にベッドとかで寝るかなあ?とは思う
つばめ先輩が恋人にしたい人って少なくとも石上みたいなタイプではなくて、じゃあ容姿とか性格が石上とは正反対な人と付き合いたいのかなあとか…
そこそこのステータスの人が集まる秀知院学園なので、会長みたいなど貧乏は例外として似たような階級の人が集まってるわけで…。
つばめ先輩がある程度の変態でもない限り、やはり石上と真逆の性格の人と付き合うのが妥当か。
でも秀知院学園に石上優後輩に出会うまでは、そんな優秀で性格がいい奴との交流なんて腐るほどあったろう。
もし、つばめ先輩が“付き合う”ということを神聖視していて、付き合うことが結婚と同じくらい重要とつばめ先輩が考えているのならば、
石上とベッドで寝たことやデートをしたことにも説明がつくと思う。
つまり、簡単に言うと石上を試したのだ。
普通の人なら、付き合う・交際するという行為を経て、相手のことを理解した上でのベッドインとか結婚があるのだが、つばめ先輩の場合はまったくの逆。石上を理解しようとして、形から入ったパターンである。
たかが交際するのにそこまでするか?という意見はもっともだが、これはつばめ先輩の決意であり、付き合うことに確固たる条件が必要であることの現れである。
しかし、そこまでして理解しようとしても恋心に発展しないのであれば諦めた方がいいと思うが、恋愛は理屈ではない。
また、つばめ先輩が他に理由があって石上を拒んでいる可能性があったが、
クリスマスに石上とデートをしたことにより、石上優の前からあった悪評で
石上と一緒にいることはつばめ先輩の評価を下げる為、付き合うのを拒んでいるという線は無くなった。
つばめ先輩が付き合うことに重きを置いていると仮定しよう。
すると、今回の石上は
僕と付き合ったら絶対幸せにします
浮気はしません
先輩好みの格好良い男になります
一生優しくします!
良い大学進んで
親の会社継いで今よりでっけぇ会社にして
金銭面での苦労もさせないと約束します!
と、今までの石上優では考えられない文言のオンパレード。これなら前述した容姿と性格のいい(石上とまったくの正反対)条件と、交際に重きを置いているつばめ先輩の条件を網羅することができる。でもさあ…
こんなん信じられるかよ!!!
なお、告白の答えは次週に引っ張ります。
・かぐや様を語りたい
→伊井野ミコはドM。
・BUNGO
→今回は、監督の選手への調整、管理の徹底を記録。
思いつく限りの事故などに備え、対応策を練り結果を検証。本番まで熟考する。
そして、監督は石浜文吾と野田幸雄は一緒の高校に行かせることを決意。うーむ、これは今後も楽しみだ
・久保さんは僕を許さない
→久保さんは笑いを耐えられない。
・僕、いますよ
→首都電力の電気代よりも安い電力を市民に供給する計画には莫大な資金が必要。
新市長に真っ向から対立する山田一郎に、山田の行動に共感した市役所の役員が結束。仲間ができる。
さらに国交省で働いていたという近藤守という人物が、戸川市の副市長になることにより
これまで凝り固まっていた市役所事情も大きく動きそうな雰囲気。
しかし倉本前市長、個人的に好きだ
・ふたりぼっちのオタサーの姫
→絶対に自分を曲げないという決意が現れた回。そこが無くなれば、あの二人の空間は無くなってしまうだろうから。これぞオタサーの姫?
・少年のアビス
→チャコ、男で唯一信頼していた令くんが不倫(?)したせいでまた男が苦手になったっぽい。
でもその感情よりも部外者であることへの憤りが勝る。当事者になるためにチャコがすることは…?
これで令くんを絶対に心中させたくない隊が2人になった。つまり、次回は青江ナギとチャコ(容姿も考えも正反対の2人)との対立回と考えられる。
・MOMO -the blood taker-
→御子神、覚醒。「ぶっ壊してやるさ そんな世界」
てか、クルースニクの儀式が不穏すぎる
・スナックバス江
→女心…むずかしい。
・貧々福々ナズナさま!
・奇のもの曰く(読み切り)
→昔、憧れた奇術師が闇に塗れた奇術をするようになってしまった元・貧民がその奇術師を
憧れた頃にみた奇術をするように仕向けるお話。貧民だった主人公、一灰が
あなたには恨まなきゃいられなく様な何かってありますか?
おれはあります
見世物小屋感覚で貧民街を見に来る人間です
こう紹介していた昔と、闇の奇術をするようになってしまった憧れの奇術師を
昔の貧民街を見に来る人間と照らし合わせている。
憧れの奇術は今や見る影もなく、貧民街を見に来る人間と交わりようの無かった憧れの奇術師が
その俗に染まった様な奇術をするようになってしまって絶望している主人公。
その背景には、求めるものが変わってしまった人々の暮らしなどがある。
しかし、昔の奇術の憧れを捨てなかった主人公一灰は、昔の奇術師天勝そのままだった。
不変などこの世にはないが、変わらないものを持ち続ける大切さを描いた良い作品だと思う。
・ネガティブガール音神ちゃん(読み切り)
→かわいくてえっちでした。
〈次号〉
ヤンジャン46号(10月15日(木)発売)
巻頭:推しの子
C:可愛そうにね、元気くん、久保さんは僕を許さない
→久保さんは僕を許さないは連載1周年。
読み切り:アテテュットガス