チャンピオン2・3合併号
週刊少年チャンピオン2・3合併号
巻頭:弱虫ペダル
C:ヤンキーJKクズハナちゃん、魔界の主役は我々だ!、あっぱれ!浦安鉄筋家族
→鏑木一差vs.高田城、開戦。
この先にある3つの葛(つづら)折り、そのつづらのコーナー明けをゴールとするレースが始まった。
鏑木は、ラインを超えた瞬間に全速力で駆け抜ける。鋭い加速力で、まるで高田城が後ろに引っ張られていると錯覚させるほどの切れ味は、彼も認めざるを得なかった。
かつて、箱根学園のトップスプリンターの銅橋正清と互角に渡り合ったことがある鏑木一差、最初の1本目、3%の緩い勾配を全力で走る…が、高田城はこの斜度がスプリンターが最も得意とする条件だと知っていた…!!
さっき流れた汗は、単なる汗だったと煽りまくる鏑木に高田城、見せます本気を
腕を左右に振り回して進む…なのに速い!!スルスルと滑るみたいに加速して遂には鏑木に追いついてしまった
高田城は親切に説明してくれた。
自転車は足で漕ぐという固定観念がある。ダンシングと言われている走行方法は、通常荷重移動と足の力を使い行なっているが、自転車は傾きを推進力に変えて乗ることができる乗り物である
…とすれば、だ。積極的に傾きを与えてあげればもっと速くなる!!と高田城
名付けて“スケーティングダンシング”
後輪を左右に振り回し地面を削るように加速するこの技は、スピードスケートから着想を得たらしい。実は、自転車競技とスピードスケートの使用する筋肉は非常に似ていると得意げに知識を披露する。こいつはヤベェよ…
・魔入りました!入間くん
→鈴木入間、15歳。位階が5(ヘー)になった彼はこの位階に相応しい逞しい男になる…!!と意気込んでいた
そこへクロケル・ケロリがおはようございますと言いながら登場。魔界一キャワワなアクドルになってくださいと入間くんに強要してきた。
忘れていたが、収穫祭で入間くんはケロリを頼ったので大きなステージで踊るという約束が出来ていたのだった…ということで、一緒に連れてこられたシャックス・リード。なんで!?
デビューとは荒波に飛び込むようなもの…!とケロリの頭の中では既にリンディとイルミナティという女装した2人がデビューしていた
ケロリの事務所の協力と彼女の力があれば、2人は輝くことができる!と今にもデビューさせそうな勢いのケロリにリードくん、さっきから話が見えないと困惑気味。まあ当然だ、ケロリの正体を知っている人は少ないのだから…。
そこで、隠していた正体を見せる2人。リードの顔のパーツは吹っ飛んでいった
…で、本題に戻る。大きな舞台とは具体的に…と聞くとアクドルのくろむは、アクドルのアクドルによるアクドルのための大祭典、大武闘会(だいうんどうかい)が舞台だと告げる。
年末恒例のこの行事は、年に一度だけアクドルたちが汗と涙を流して成長を見せる祭り…まさにアクドルの大華道だが、全魔界中継される為絶対に無理だと言うリードくん
そんな場所で女装して映るとか…お婿に行けないよお!!と落ち込む彼だったが、くろむは切り札を用意していた。
・吸血鬼すぐ死ぬ
→範馬勇次郎の無駄使い。
・ヤンキーJKクズハナちゃん(既刊重版完了!!)
→第57回、茂手城高校の文化祭「清河祭」が開催された。目玉である服飾科1年生による課題制作発表ショーがまもなく始まる。
気合いを入れる早乙女穂高らチーム早乙女だったが、他の服飾科の生徒からは白い目で見られていた…まあ、気にすんなしと鶴橋円佳。
服飾科で自分たちの服を作っていた牛込優菜と鷹江花澄は、先に服装を全校生徒に披露しに行った。
ランウェイを一周してきた彼女らは、観客は服飾科の上級生だけじゃなく、父兄や他の科の人も沢山いたと言う
こうして、早乙女穂高たちの班の出番がまわってくる。先頭は虎寺碧、次に井達桜子、そして幼なじみの鶴橋円佳。
食品科の彼女がこのショーに出ることをクラスメイトは反対していたが、彼女がランウェイを歩いていると食品科の生徒が応援にきてくれていた
完全に予想外だったので、涙が込み上げてくる鶴橋さん。そこに、この発表ショーを利用して食品科の宣伝ができるように牛込さんや鷹江さんは、食品科が主催のレストランの案内が書かれている旗を持ってきた。これで、人手を取られていた食品科はチャラにしてくれるという…まあ万事解決となった
残すは、クズハナちゃんこと九頭竜華子だけになったが…果たして。
・ギャルの背後に霊がいる
→美術の授業。お互いの顔を描く課題だったが、ギャルJKことゆいなはひかりの顔を盛りまくって描いていた
来週はひかりが描くターンだが、ゆいなの背後霊ことレイコは期待の眼差しで彼女を見る…これは絶対に描いてもらいたい目ですわ、とキュンとしてしまった
だが描いて提出したら問題になってしまう…どうしようか悩むが…
・はぐれ勇者の異世界バイブル
→エロ漫画家だったスズキ、異世界に転生してまでエロ漫画を描くという出オチのような設定だが、彼は絶賛スランプ中だった。屋敷に篭ってばかりだと、また贄にされてしまう危険性があったユーリは、彼に外に出てはどうかと提案する。
で、外に出た2人。
ダウジン国の北側は魔物の巣窟なので魔障壁の補強をする必要があった。管理局の者が来て人集りができていたが、その者は大賢者ことシーンジャ様だった。
魔障壁の綻びを治し、魔物に襲われた子供の怪我を治癒したりと慈悲深さを極められておられるご様子。
まるで全盛期のように魔力が漲っていたユーリの師匠ことシーンジャ様だったが、彼の手には慈愛に溢れた例の書物が握られていた。
・うそつきアンドロイド
→ファミレスで女子会が開かれていた。
林間学校での遭難してしまった渡嘉敷ゆずと西表淳だったが、無事に生還。その遭難のきっかけを作ってしまったのは自分だと謝る桃里桃子。彼女はファッション雑誌の仕事をしているが、西表淳との関係は、恋のライバルではなくただの幼馴染だった
渡嘉敷ゆず、自分は嘘つきなのでいい子ではないと桃子に言うが、人は大なり小なり嘘をついて生きるものだと彼女。他人を傷つける嘘はアカンが、好きな人を想っての嘘は相手も許容できる範囲。
嘘をついているけど、西表淳のことを想う気持ちは嘘じゃないと見抜かれてしまった渡嘉敷ゆずは、桃里桃子と心が通じ合えたのか仲直りすることができた
が、彼女をつける怪しい影が忍び寄る。
・SHY
→黒球が欠けて、中からドス黒い霧状の物体が溢れて外の住人を怪物に変えてしまっていた。
黒球が壊れたことにより、外との通信が可能になったので通信するヒーローのシャイ。指輪も転身輪も関係なく、溢れ出た恐怖がトリガーとなり誰もがアマラリルクになり得る状態になっている。
逃げ回る敵組織、アマラリルクだったがウツロはこれを一刀両断。アマラリルクは瓦解し始めた。
・ハリガネサービスACE
→月聖学院のエース、叶瑠偉の過去。
叶瑠偉が得意とする、無意識の打ち…最初にやろうとしたプレーに対して相手も反応するので、まず大体決まってしまう
なぜそんな事ができるのか…それは、叶瑠偉が性同一性障害だったからだった
小さい頃から自分は男だと思っていた瑠偉は、髪を伸ばすのもスカートを穿かされるのも嫌いだった…男性器も大人になって生えてくると思っていたほどに女の体が心と合わなかった彼女。
そんな瑠偉は、やはり女の子だったので着物を着せられたりピアノを弾かされていた時があった…が、彼女には乖離状態が起きていた。もう1人の自分は男の子の格好をしていて(男そのものかもしれない)、女の自分を悉く否定してきた。限界に達すると、破壊衝動が起きて我に返った時にはもう手遅れだったという叶瑠偉は、理性を持たない凶暴な衝動をBEASTのBと名付けた。
つまり、叶瑠偉の中には2人いることになる。その仮面は分厚く、反応がずば抜けている金田進でさえも反応が遅れるほどだった
そんな中、下平鉋にボールが渡る。叶瑠偉のブロックを腕ごと弾き飛ばそうとするが、そこは月聖学院の古武術排球が炸裂。
人間は常に周囲の温度や湿度、傾きや匂いを感じ取りながら生きている…が、未知のものに遭遇したらまず近付かないし、反射的に手を引っ込めてしまう。これを応用した月聖学院の叶瑠偉は、下平鉋に未知の感触を与えることに成功。
この試合の第1セットは月聖学院が先取した
・あつまれ!ふしぎ研究部
→サンタ一本釣り。
・メイカさんは押しころせない
→第71回文化祭が開幕した。
九条芽衣香(メイカ)のクラスの出し物はメイド喫茶。メイカさんは珈琲を淹れたりする裏方のお仕事をしていた。高代 晃汰は買い出しの担当。肝心のメイドさんはというと、岡さんや津田沼さんが担当
ギャルいメイドさんこと津田沼麻実は居酒屋みたいな接客で顧客の心を掴む。こういうのでいいんだよ
・声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている
→日影美花とかいう可愛い声のクラスメイトがいた。似合っていない声を出すのが嫌だという彼女は、本当の声を押し殺して自分に似合う低い声を作っていた。
そんな彼女を見て、声がだせない少女こと真白音は凄い…強い人という感想。自分に降りかかった問題を解決する姿勢は真白音には無かったからだ
で、体育祭が終わったので次は文化祭。心崎菊乃は、文化祭の出し物枠争奪戦に自分たちのクラスが負けたという報告を聞いていた
・六道の悪女たち
→天堂朱鷺貞に愚連無輪(グレムリン)をかける決心をする六道桃助。この愚連無輪は、人の悪意を消す事ができる陰陽の数珠である…チャンスは一度きり。
が、さっきまで未来予知で天堂が屈する予知を見た桜沙知代ことちよだったが…また予知が外れてしまう
思い当たる節があった。天堂は子供の頃からちよを見ていたので、ちよの表情から判断して行動を変えているのかも、と推測する。
とりあえず数珠こと愚連無輪を取り上げた天堂朱鷺貞に、伏兵椿(つばき)が突進。愚連無輪をかけることに成功した!
・もういっぽん!
→新生青葉西高校の柔道部。今年こそは優勝すんぞと、と自称インハイ出場請負人の南雲安奈や新戦力の姫野梢ちゃんたちが加わり団体戦を挑みに電車で移動中
そんな快活明朗な園田未知に、過去に金鷲旗で戦った福岡県の博多南高校が福岡のインターハイ予選を突破したとの報告が。こりゃ負けてらんないぜ!!
新所沢駅に到着した青葉西柔道部を待っていたのは、霞ヶ丘高校だった。こちらも生意気なメンバーが新加入していた
姫野紬お姉ちゃんの妹、姫野梢ちゃんはツインテールこと天音恵梨佳の孤高な雰囲気に憧れていたのか、氷浦永遠の後ろに隠れながらサインをねだる。
後から、聖条学園高校の柔道部も到着。九条真理愛お嬢さまは、あくまで埼玉は通過点といい、全国…日本一を目指す
そんな聖条学園にも進入部員が加入。
さらに紗山商業高校が到着。去年は人数が足りなくての個人戦の出場に留まっていたが、こちらも新世代が入り団体戦が出来ることに。
・ハートビートシャウト(短期集中連載)
花園麗は、助走で勢い余り前に転倒。ラインを超えてしまっていたので、これはファウルになる…記録が付かない。だが、彼女はこの助走、スピードが自分の武器だと自負する。
過去、トラックで100m走を走っていた彼女は、スタートダッシュは好調だったが…筋肉は最後までもたなかった
監督からフィールドに転向を言い渡されたのはそういう事情もあったのだろう…それを逃げと見る人も中にはいた。
そんな彼女を置き去りにするかの如く、県下無敗の女王の甘曽根すずは記録を伸ばし続ける。投擲2投目では、47mを記録。
対照的に花園麗は、タイミングが合わずに飛距離が伸びない。甘曽根すずに大口を叩いてしまった彼女は、勝利宣言を撤回した方がいいと言われるが…
・バキ道
→五連撃を喰らう関脇、獅子丸。
→嫌がらせが遍くすべての人々に効くとは限らない。
〈次号〉
チャンピオン4・5合併号
表紙:魔入りました!入間くん、魔界の主役は我々だ!
巻頭:魔界の主役は我々だ!
C:ギャルの背後に霊がいる、魔入りました!入間くん、弱虫ペダル