サンデー2・3合併号
週刊少年サンデー2・3合併号(12/9(水)発売)
巻頭:魔王城でおやすみ
増:君は008
→勇者アカツキの雷攻撃を受けて負けてしまった十傑で海神のポセイドン。勇者のやつ…前回より強くなってやがったぜえ…。
そんな感じで荒れていたポセイドンだったが、囚われの姫ことスヤリス姫に元気がないことを察されてしまう
・葬送のフリーレン
→北側諸国のバンデ森林に入ったフリーレン一行。この森を抜けたところにある村の商人で、装飾品店を営んでいる人の馬車に乗せてもらっていた。
装飾品ねえ…とフェルンの方をチラリと見るフリーレンは、彼女が腕にブレスレットを纏っているのをこの時初めて知る。シュタルクからの誕生日プレゼントだったが、フェルンの顔色を窺いながらのブレスレット選び。生きた心地がしなかったというシュタルク…よくやったよ
そういえば同じデザインの指輪を持っていたというフリーレンは、なにやら鞄の中をごちゃごちゃと掻き回し始めた。整理整頓をしなさい。
が突然、隙あり!とばかりに鳥型の魔物が馬車を捕らえて上空へ。この魔物は狡猾で魔力を隠すのが上手いらしい…まあこの魔物はそれほど脅威ではない。問題はどう地上へ降りるかだった
フリーレンは、空という領域は40程年前までは魔族と魔物の独壇場だったと説明しはじめた。今、人類が使っている飛行魔法は魔族の魔法術式をそのまま転用している…つまりは原理がわからないので応用も効かないらしい
応用が効かないので、自分より大きいものは僅かな時間しか飛ばすことができない…ということで、フリーレンは宝石商を、フェルンはザインを連れて飛び降りようと提案するフリーレン
ちょ、俺は!?とビビるシュタルクだったが、彼女曰く、かつての戦士ことアイゼンはどんな高さから落ちても無傷だったので大丈夫。…じゃねーよ
そこで、フェルンが地面に衝突する前に馬車を浮かせてはどうかという提案。対してフリーレンは自由落下を相殺できないと死んでしまうとかいう、エレベーター問題みたいな事を言い始めた。
そうこうしているうちに、この鳥型の魔物は、獲物を叩きつけて狩りをするタイプだとザイン。いつ馬車が粉々になるか分からない…悠長に考えている時間など無かった
考えすぎるのもあれだとばかりに、馬車から飛び出したフリーレンは鳥型の魔物をあっさりと魔力で殺してしまった…いきなりかよ!!そのまま落ちていく馬車と乗員たち。が、幸運なこと全員無事だった
馬車だけが大破してしまったので、それを修理するザインたち。馬車の修理は季節が変わるほどの時間を要した。
一方のフリーレンは、落下の衝撃で壊れてしまった馬車の中にあった、かつての勇者ヒンメルから貰った指輪を無くしていた
・MAO
→獣を宿す呪いをかけられる加神家の次男こと加神双馬は、突然自宅へ飛ばされていた。とりあえず家の中を探し回る双馬、しかし弟の三馬や四津馬の姿、さらには殺されたお婆さまの姿も消えていた。
そこへ捜し物はこれか?と摩緒の兄弟子の白眉が現れる。そこに握られていたものは加神家の家宝と謳われていた獣の巻物だった。
違う、そうじゃない。と白眉。昔、とある家の宝物殿が燃えた時、白眉は何人かの弟弟子(おとうとでし)に宝物を燃やさないように運び出させたという…が、中には宝物を持ち逃げした輩もいた。それが加神家のご先祖だったと白眉。
しかし、白眉は驚いていた。
普通、この巻物を使うと大概の人間は巻物の邪気に喰い滅ぼされるところなのだが…何故か加神家には耐性がある人物がいるという…因みに、兄上は耐えられなかった
お前はどうなんだ…双馬と言い放つ白眉、獣の巻物を開いてしまった。
→帰黒、双亡亭への爆撃を防ぐために全て受け止めると言う。
ここが爆撃されると、その爆風が母星と繋がり敵が大量にやってくる…それを阻止するため、そして妹の真琴を護るために凧葉青一は奮闘する…が、やっぱり敵は強かった
・MAJOR2nd
→風林大尾野球部のグループLINEに、清水大河の本業(美容師)が忙しいのと天気が怪しいので中止に、とメッセージが…。
んじゃ、と気晴らしに関取星蘭と一緒に大型ショッピングモールへ出かける佐倉睦子。が、なぜか椛島アニータと藤井千里に出くわしてしまう。考えることはみんな一緒だなー
そこでTULLY'S COFFEEにて、急遽女子会が開催されることに。勿論議題は、部内恋愛…って、なんの漫画だこれ
中学の部活で恋愛なんていいのかな…と訊ねる睦子に対し、千里ちゃんは個人の自由だと答える。対してアニータは、今の風林中学は上を目指しているため恋愛なんてしている暇などない!とNG。
モチベーションになる片想いならまだしも、告るとか付き合うとかになったらまた別の話。ここまでくると、却って野球をすることへの障害になってしまう…と椛島アニータ。
こうして、女子会は昼前に解散。1人で勝手に焦っていた睦子に、アニータの言葉が刺さっていた。
→衿無エイニ、彼はドグラ・マグラだが明石エイトには特別な感情を抱いていたはずだった…彼が中野高校の生徒と知るまでは。
城戸あやめがエイニと対峙、相手の得意技とする針攻撃は、まるでエイニが可愛がっていたハリネズミを思わせる攻撃だ
彼女は、躱しながら器用に戦っていたが衿無エイニは想像以上の強さだった…これでは明石エイトはやられてしまう。そう判断した彼女はエイニを自らの手で抹殺しようとする…が!その時、小鈴ルルスが飛び出してきた!!
彼女もドグラ・マグラだが、衿無エイニに助太刀しようとしたのではなく、単純に同級生同士が殺し合うのは嫌だという純粋な動機だった…つまり、ドグラ・マグラにも悪いヤツばかりではないということ…なのか?
衿無エイニを虐めていたクラスメイトを先に抹殺しようと攻撃先を変えた彼は、明石エイトを自慢の爪で串刺しにしてしまう…勝負あったか!?と思ったらそれは虚像。D・V・P(ディメンション・バーチャル・プロジェクター)という、中野機関のガジェットだった
その隙を突いて、学校の設備である消化ホースを使いエイニを捕縛することに成功したエイト、戦う前と変わらず…友人として話し合いたいと告げる
日常は続かない、もう終わってしまったものと考える衿無エイニと日常を続けるために戦う明石エイト。だから彼らは本気で戦える!!
・よふかしのうた
→七草ナズナは本田カブラの眷属なのか!?…違う。じゃあカブラはナズナの眷属なのか!?…これも違う。
ナズナちゃんがカブラを好きになったこともカブラが歳下になったこともない。つまりは眷属関係では無かった
じゃあどういう関係だよ!という夜守コウとナズナの2人をあの部屋へ連れて行くことにするカブラ。入ってみると、特になんのことはない普通の病室だった
ここで復習がてら、カブラはナズナたちに問う
吸血鬼は人間だった時の記憶を失くしていくことは…まあ知っている。それに加えて、血を吸ったら相手の感情や思考がなんとなく判る…これも知っている。そこで、カブラはナズナに輸血パックを放り投げた
そこに入っているのは、本田カブラが吸血鬼になる前の血だった。それを飲めばカブラの記憶が再生されるらしいのだが…トマトジュースみたいに飲みやすいといいなあ
再生された過去の記憶。そこには白衣の天使・ナース姿の七草ナズナがいた。そしてベッドに横たわっているのは、とても体が弱い本田カブラだった。
→牛丼屋をバカにするな。
・舞子さんちのまかないさん
→代打(ピンチヒッター)、登場。
→総短艇、それは有事の際に迅速にカッターを出艇できるように備える訓練である。
つまり、如何なる状況でも…それが食事の時でもトイレで踏ん張っている時も…慌てず粛々と対応ができるようにしなければならない。これは海上自衛隊の「精強即応」の精神に通じるという
号令がかかり次第、カッターの準備をして沖のブイを回り戻ってくるという訓練。それは、溺れている人を救助して戻ってくることを想定している。そして、この訓練では他の短艇と順位をつけて学生を競い合わせるという
主人公の近藤勇美や沖田蒼司は、一大隊。この前のカッター競技会で優勝していたので絶対に負けない自信があった…が、蓋を開けてみれば大敗北。優等生の伊東天志率いる三大隊の圧勝だった
確かに、金クルーを獲った時とは状況が違う。陸上や航空のメンバーが抜けて海上だけになっていたからだ
それからも、講義を受けているときも、掃除をしているときも寝ているときも総短艇を用意しろとの号令がかかり疲労困憊の近藤たち一大隊。
…が、近藤勇美は別のところを危惧していた。チームで話し合いを重ねているのにも関わらず、順位が一向に上がらない。反対に三大隊はずっと強いままだった…。
・ポンコツちゃん検証中
→隕石が墜ちてくるまで、あと5ヶ月。
今回の能力は、自転車で空を翔けることができる素晴らしい能力だった。
が、補助輪なしでは自転車に乗れなかった夢咲舞落(ひらり)。これではこの能力を活かすことができない
高校生まで乗れなかった自転車を乗れるようになるのは、やはり一朝一夕ではいかない。水戸要まるで補助輪のようにサポートに回り、自転車に乗れるように練習する彼女だったが…
・switch
→橘雷夢があまりにポンコツなので、七澤桃馬を使う桜仙高校。
兄の七澤蒼馬を追ってきた桃馬は、スピードも高さもテクニックもすべて兄には敵わなかった。が、その兄との1対1の中で磨いてきた緩急、そしてフェイク…それらの技術は、実践を経ることにより更に進化していく。
多彩なフェイント、持ち前の緩急により相手DFを置き去りにしてしまう程の技術力を得た桃馬。そんな成長を遂げた桃馬の前に立ちはだかるのは、やはり兄こと蒼馬だった。
打点が高いので通常はブロックされることがないというフローター。弟の桃馬は、そんなフローターを使いゴールを狙う。兄を躱すためでもあったが…まるでバレーのスパイクのように弾き返す兄こと蒼馬…やはり一筋縄ではいかない。まるで巨大な壁だ
→カール・ザ・ジェネラルキッドという半年前に死んだと言われている賞金首の情報をフィービー・オークレイに渡すエルモア・エヴァンス
こいつが実は生きているという情報だけを持っていたエヴァンスだったが、既にオークレイはその情報をご存知だった。新情報を探していたという彼女は、やっと聞けると大喜び。しかしエヴァンスはそれ以上は知らなかった
ならば!とエヴァンスは頭をこねくり回して新情報を生み出そうとしていた…!!
粘れば、奇跡は生み出される…かもしれない
→星泉高校の女子剣道部は、あと残り1ヶ月を切った全国大会に向けて練習に励んでいた。
一方の進藤学は、塾での難関大学受験コースにて、東大模試(記述式の模試)の結果が返却されていた…が、判定は微妙なところ。いや、もうすぐ志望校を同じ東京大学に切り替えた巻島良太に追いつかれそうな勢い…。
これはマズイと感じた学は、同じく東大志望のギャルこと藤代雪姫乃の模試の結果を見て撃沈。これが地頭の差なのか…と落ち込んでしまうが…。
・第九の波濤
→うー、マンボウ!!
はい。マンボウの謎が最近分かってきたという魚類学の野副潤一郎准教授。バイオロギングという、小型カメラの発信機を動物につけて行動を調査すると説明する海老原湊。そのバイオロギングの調査で、マンボウは表層から水深800mまでを行き来していることが分かったらしい。
マンボウを揚げたら、鮮度が落ちると不味くなるためその場で消費されると准教授。肝は絶品で味噌と和えて食べられているというが…マンボウ食べたことある人います?美味しいのかな…
・妖怪ギガ
→いつまで…こんな暮らしが続くのか。平和でいい生活じゃないか
→フードバレーとかちマラソンとかいうハーフマラソンまで残り2週間。
世間体を気にしまくっていた横山裕二園長は、その世間体を利用して自分に鞭を打ちながらマラソンの練習。だが、負のパワーを利用すると却って反動も大きかったりする
…等身大で頑張ってください、園長さん
〈次号〉
サンデー4・5合併号(12/23(水)発売)
巻頭:葬送のフリーレン
→フリーレン一行の旅は、新たな地へ。
→名探偵コナン ゼロの日常、最新話掲載