モーニング2・3合併号
週刊モーニング2・3合併号(12/10(木)発売)
表紙:宇宙兄弟(累計2,500万部突破)
新連載:アンメット -ある脳外科医の日記-
作者:小鹿ゆずる、大槻閑人
→モーニング6号の97話にて、200万部を超える売り上げを記録したあせとせっけんは完結します。
・アンメット -ある脳外科医の日記-(新連載)
→場所はアメリカのフィラデルフィア。そこの大学病院で働いていた三瓶友治という脳外科医がいた。
彼は仮眠室で鼠(ラット)を飼っていたが、ひょんなことから逃げてしまった。こいつが患者の点滴を齧ったそうで院長は超激怒
ちょうど良かったと言う彼は、即座に荷造りを始める。ずっと見たかったロッキー像を見ることができた彼は、日本へ帰国することになった
ここは、丘陵セントラル病院。内科、外科は全部で14科あり初期診療に必要な科は全て揃っている
そこの総合診療科で働いている川内ミヤビは、今日から新しく脳外科医の先生が来ると聞いていたので…ロマンスの香りがするとばかりに即座に化粧をし直す。身だしなみは大事よねえ…
彼女は、仮眠室に引越し業者がダンボールの山を積むのを見て何事かとドアを開けると…降ってきたよ、エリート医師が
ロマンスも糞もない出会いだったが、とりあえず降ってきた脳外科医こと三瓶友治から話を聞いてみる彼女。マンションには住んでいるのだが、帰らなくても済むように仮眠室で生活できるようにしたとのこと。さっきのダンボールの山は生活品かい!!
臨床と研究を両立させるには、どうしても時間が足りないという三瓶友治。因みに彼は、前の職場をクビになった原因のラットを仮眠室に持ち込んでいた
ラットに愛着があるのかと思いきや、人工的に脳梗塞を作ったラットに幹細胞を移植して効果を見るためだと言う
何も知らない彼に病院の中を説明するミヤビは、最後に救急救命室を案内する。今、この病院は人手が足りず診るのは主に軽症の患者のみ。じゃあ重症の患者さんは…と聞く間も無く他所に送るという彼女
そこへ、駅前で通行人が倒れたという電話が丘陵セントラル病院にかかってくる…どう聞いても重症者だったが、三瓶友治は勝手に電話を奪いここに運んでこいと伝える
さて、お手並み拝見といこうか…。
・宇宙兄弟
→南波六太(ムッタ)がシャロン月面天文台を完成させたニュース記事を見て満足そうな弟、日々人(ヒビト)。
さて、このポーズはなーんだ?天文台のアンテナ?日々人の頭?…近いかもしれない。
そんな日々人だったが、宇宙服を着るとパニック発作を起こしてしまうという発言が話題を呼んでいた。
ここまで波乱が広がったのは、日々人が人気すぎるのも1つの原因だという。眩しすぎるほどに影も黒く濃くなっていく…。その発言の反応は大半は擁護だったが、否定的な意見も出ていた。
・ハコヅメ 〜交番女子の逆襲〜
→今回の舞台は、町山警察署の警察宿舎。
山田武志の部屋に如月昌也と源誠二の巡査部長らが飲みに来ていた。が、その楽園は間も無く崩壊してしまう。何故なら松島部長がやってきたからだ
この松島巡査部長、源や藤聖子と同期生であり、身体能力に長けていたが頭の方も回転が速く藤部長の次席で卒業したという才女でもあった。藤聖子ちゃんのところに泊まりにきたけどまだ仕事中なので時間潰しにこっちに来たという。
土産話とばかりに、逮捕術特練員も兼務していると言う彼女…つまり、逮捕術に於いて彼女の右に出る者はそういないことになる。
彼女は絶賛女子力強化期間中だった。警棒で人をぶん殴る訓練をしている人間が女子力とな…?と源にツッコまれる松島ちゃん。この前も女子会をしたしー、とかつて如月がフッた本部捜査二課の玄田部長の話をし始める。
他にも、資産家が被害者の殺人事件の話などで盛り上がってしまった源たち。経験値がどんどん開いていくと焦る源誠二だったが、警察官の物差しで測るのではなく、自分の人生の物差しで測れと正論でぶん殴られてしまった
そこでようやく、藤聖子ちゃん登場。
・リエゾン -こどものこころ診療所-
→障害や生育歴(環境)により、加害者にも被害者にもなりうる…そういう患者たちと接する環境で働いている佐山クリニックの遠野志保。
彼女も発達障害だったが、ベビーカーをアパートの上階から突き落とした俊彦くんも、また同じ発達障害…彼はベビーカーの中を見てすらいなかった。
同じように、香川という女性も信号待ちをしていた小学生を道路に突き飛ばしてしまっていた。親が子に与える、また環境が与える影響というものは、自分たちが考えているよりも遥かに大きいことに気づくことができるのはどれくらいいるのだろうか…。
・ボールパークでつかまえて!
→千葉モーターサンズ監督の松戸忠大の名言タイムがやってきた。
正捕手に抜擢された川松選手、相手に内野ゴロを打たせた時に、全力で走り一塁へのカバーを欠かさないという。プロ野球では、送球が逸れるエラーなんて100回に1回だと言われているが…絶対それ以上やらかしている球団あるよね…どことは言わんが。
そんな松戸監督は、99回のムダを頑張れるヤツが好きだという名言を放つ。ルリコさんは即影響されてしまった…チョロいわあ
球場の控え室。ビールの売り子さんは、ビールを売りにいく前に声出しをやっているらしい。挨拶は基本!とばかりに大声で挨拶の練習をさせられるが、ムダなことなど無いと感化されてしまったルリコは、難なく挨拶をこなす。
そんな彼女は、いつも通りに観客にビールを振る舞う。が、お客さんの反応がいつもとは違うことに気づいてしまった!
・あせとせっけん(あと2話!)
→3月末、結婚式が迫っていた名取香太郎と麻子。前日には、退社時刻を合わせて式場に事前搬入へ行くことに。
ウェディングプランナー曰く、引き出物の個数も不備なく届いているという。香太郎にウェディングプランナーは問う…こういうことに慣れているだろ!?と。
仕事でも似たようなことをやると言う彼は、親しい人も招く大事な結婚式を生半可な気持ちでやるわけにはいかないと意気込んでいる。こいつは驚いた…この二人、非の打ち所がない!!
どんなに仲の良いカップルでも、片方だけしか打ち合わせに来られなかったり、マリッジブルーでモチベーションが下がることもあるが…この二人は完璧すぎる
最後に一つだけ、とウェディングプランナーは“自分自身を万全に整える”ことを二人に告げる。持ち物も体調も表情も万全な二人をこの式場で待っていると言って事前搬入は終わった。
こうして帰路に着いた二人は結婚式の直前準備に取り掛かる。が、麻子さんは結婚式の資料の中からヒラりと落ちたそれを見て血の気が引いていた…それは、花嫁専用の全身脱毛クーポン券だった
・この会社に好きな人がいます
→経理部の早川係長、企画部の染井くんの家で寝ていた。彼女は酔い潰れていて記憶が曖昧だ。何かしてしまったのではと焦る早川係長だったが、そこへ染井くんの母が水を持ってきてくれた…これは恥ずかしい(笑)
これ以上、お世話になることは避けたかった彼女は駅まで歩いて帰ることに。
夜だし暗いので…と、染井くんも送ってくれていたが、やはり何か余計なことを喋ってしまっていた。
・望郷太郎
→ヤープト村の独自のマーを創ったなら、それを流通させる必要がある…と舞鶴太郎。が、独自のマーを価値のあるものにしなければならない
そこで、太郎は祭司であるハッタの親父ことメルク祭司に謁見。塩や麦や肉と独自のマーを交換して欲しいと頼み込む…確実に交換できる保証が最優先だと太郎。
お金というものは古今東西、偉い人や物の印が入って信用を得ている…だから、独自のマーにも祭司の印が必要だった
当然、そんな独自のマーを使って暮らしは良くなるのか…?と問うメルク祭司。太郎曰く、マリョウに吸い取られる分のマーは無くすことができるらしい
それを聞いて、祭司は舞鶴太郎に賭けることにした…つまりは独自のマーの保証に成功したことになる。
さて、問題は独自のマーの製造と流通だった。製造は鉄売りのターラに頼むという太郎。流通は…徐々にヤープトマーに変わるのがベストだそうだが…そうだ!祭りを使おうということに。
予め、ヤープトマーを配っておき祭りの時だけ使っておけば、マリョウも口を出せないという
あとは祭りのどこで独自マーを使うかだった。
・猫奥
→姉小路と吉野との出会い。
悪評高い水戸藩主の徳川斉昭との肩を持っていることを咎められた姉小路は猫の吉野に慰められた。にゃーん
・ざんげ飯(出張掲載)
→残業中にハプニングに遭ってしまった村井くんと我孫子さん。気がついたら終電の時間が終わっていた…これは!チャンスと思った村井くん、タクシーで我孫子さんと一緒に帰宅
まあそうなるよなあ…そう上手くはいかないと落ち込んでいたらまたしてもハプニングが。こうして我孫子さんを家に誘い込むことに成功した
・CITY
→別れ。
〈次号〉
モーニング4・5号(12/24(木)発売)
新連載:(非公開)←なんで!?
作者:清水栄一、下口智裕(前作:ULTRAMAN)
→きのう何食べた?、載ります。