(週刊)漫画情報局

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ヤンマガ52号

週刊ヤングマガジン52号(11/21(土)発売)

巻頭:アルキメデスの大戦

C:みなみけ

短期集中連載:憂鬱リサイタル(作者:てにおかひろし)

読み切り:ヤキュガミ REBORN(作者:クロマツテツロウ、次恒一)

 

・マイホームヒーロー

→オガミメ降臨の儀式。

鳥栖零花のお母さんこと歌仙は、天然で頼りがいがあって…料理の味は薄い。そんなお母さんを助けるために、零花は奮闘する。まずは村人の前で、オガミメを目指す抱負を語る迫真の演技を披露

 

次に、教団の祈りを捧げる。これは祭りに集まった全員が太鼓や笛の音に合わせて大声で唱え続けるというものだが、なにせ時間が非常に長い。

集団で共通の言葉を唱え続けることにより一体感を得て臨場感を上げる。その一方では疲労や酸欠で思考力も低下し、教団の言う奇跡の体感というものを得やすくしているという…結局、2時間という時間が経過していた

 

祭りにこれだけ人が駆り出されているので、警戒が手薄になっていると踏む零花。逃げるチャンスは絶対にある…と思っていたが、次の儀式の会場こと滝の前まで超高速で走る山車(だし)。なんでこんな高速で移動する必要があるんですか!?とばかりに爆進。逃げ出す隙も余裕もなかった

村人たちは、オガミメの生まれ変わりの演出の為に滝のそばまで来ていた。水中に潜ったお母さんこと鳥栖歌仙は暫く浮かんでこない…これは事故に遭ったのではと心配する娘の零花をよそに、勝手に盛り上がる村人こと教団員。他人のお母さんをなんだと思っているのか

自分のお母さんを勝手に演技に使われる悔しさ、憎しみなどが零花の中に渦巻いている。彼女はもう限界だった…。

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彼岸島 48日後…

→おい、マジかよ

 

ケンシロウによろしく

→推しのアイドルが引退してしまった!…じゃあ別れるかってならないだろ!?北斗の拳はとっくに終わってる俺はどうなるんだよ!?と指圧師こと沼倉孝一

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そんな意気消沈気味のオタクを指圧で解決しようとする沼倉医院長。霊や心を表す霊台というツボを指圧することにより、心と精神は強くなる…らしい

効能の説明をする沼倉孝一は珍しいな、と坂本里香。あえて声を出すことで純粋な人間ほど効果が上がると言う…だから口に出して強調する!

効果があった(?)のか、新たな仲間を強制加入させることに成功…まあこれでいいでしょ

 

・錬金ブライカ

→夜空組の海原という対・錬金無頼漢に特化した男との対決。通称“不死殺し”。氷﨑柊炉を鋏で刻みまくっていたが、そこは錬金無頼漢、間髪入れず体が再生する

だが、このままでは肉塊のまま生き続けることになるのでなんとかしようとするお嬢こと緋火紅

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そこで不動寿限無が、紅の血を貸してほしいと頼む。血を借りた彼は海原と氷﨑との間に入り、紅の血で強化された炎を駆使して海原を翻弄。氷﨑へエネルギーを供給しながら器用に戦っている

不死殺しこと海原は、寿限無が錬金無頼漢でないことすら知らされていなかった…お前は夜空組のボスに踊らされている、と。それを聞きブチギレる海原

そこで、エネルギーを供給された氷﨑柊炉にバトンパス。相手を捕縛することに成功した

 

・手品先輩

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→今回の手品は全部失敗。え?この漫画参考資料あったのか!?

 

・ヤキュガミ REBORN(読み切り)

→小学生の野球大会にて、そいつは現れた。タバコを吸いながら話しかけてくるねーちゃんとNPBスーパースターの西条由伸。ねーちゃんの方はヤキュガミ様というらしい。小学6年生の寺崎隆盛に見えたヤキュガミ様は、他の人には見えない…というか、見える人の方が珍しい

 

それから結構年数が経ったが、未だについてくるヤキュガミ様。てかあんた何ができるんだよと訊く寺崎隆盛。

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タバコ吸う女の子は個人的にはアリ。

ヤキュガミ様が言うには、舞台は用意することができるが、結果を出すかどうかは自分の手で掴め、とのこと

 

だが、そんな輝かしい未来は待ってはいなかった。中学3年生の全国大会が終わった後、ヤキュガミは彼の前から消えてしまった。そして、高校生になった彼こと寺崎隆盛は野球どころか高校も辞めて働いていた

そんなある日、施工業者の社長こと中尾慶さんに出会う。

だがそこで消えてしまっていたヤキュガミ様が再び顕現。野球をやっていたことを素直に言えと忠告をしにきた。埼玉学ヶ丘高校の野球部はかなりの強豪校だが、中尾社長はそこで起きた暴力事件の事を知っていた…なぜならかなりの高校野球マニアだったからである

 

寺崎隆盛が野球をやらなくなったのは、その事件が関連していると推測する中尾社長。実際、その通りだったが彼は後輩をいじめから守る為に暴力行為を起こしていた

中尾社長はその話を聞き、独立リーグに所属している埼玉の球団に携わっているので、もしよければ野球をまたやってみないかと誘う。そうなっていき、彼こと寺崎隆盛は、練習試合に野球道具を持って行くまでに舞台は整えられていた…ヤキュガミ様!

 

みなみけ

→内田においしいクリームパンがある店を教えてあげる南千秋。そんな千秋がその店を訪れた時、なんと内田が最後の1個だったおいしいクリームパンを取って行ってしまった。

だが別の日に内田ちゃん、ちゃんと千秋の分までクリームパンを買ってきて南家に訪問。

幸せはみんなで分配できる…と思ったら、リコのは恋心なので分配できないわ

 

・サタノファニ

→友坂えり、逝く。

 

・何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?

織田信長、ようやく自分が暴君であったことを理解した。無理難題を言い渡した挙句に家族に犠牲になれと吐いたり、罵詈雑言を浴びせたりとお手本のような暴君っぷりを披露

が、ここが折れてしまったら織田信長じゃなくなるよなあ…。家臣とは当主に全てを捧げ尽くすものであり、生殺与奪を含め当主の意のままにあること

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しかし、そんな織田信長は逆に無理難題を突き付けられる。家臣を…人間を誰一人として殺すな…である

これは戦でも殺してはならぬのか!?いや、戦は別であろう…多分。

 

・1日外出録 ハンチョウ

→黒服の宮本さんのお腹が出ていることを発見した班長、大槻。

1週間後、地上で宮本さんと合流。宮本さんはお腹が引っ込んでいた。出ました!糖質ダイエット!!

糖質ダイエットは簡単に言うと、糖質を摂らないようにして糖を吸収させるインスリンの増加を抑える。その代わりに脂肪を燃焼させるというダイエットだが、大槻班長は気にせずラーメン屋へGO。いや、ワシ痩せたいとは思ってないしと焦がし味噌バターラーメンを注文。当然、宮本さんも店内へ

 

糖質ダイエットは、開始して数日間はラーメンやカレーを食べたくて堪らなくなるが、ピークを超えると景色が変わったように食べたくなくなると言う宮本。ホントかよ?

そんなこんなで焦がし味噌バターラーメン到着!美味そうにラーメンを啜る大槻班長を横目に宮本さん、心の中で絶叫してしまう。焦がし味噌バターラーメン食いてええ!やはりピークを超えてはいなかった

 

・こはる はる!

→心春ちゃん、3キロ太ったらしいが…太ったように見えん。

 

・雨と君と

→アクセサリー

 

・憂鬱リサイタル(短期集中新連載)

→パンはパンでも食べられないパン…は、物体はいくらでも食べようと思えば食べられる。つまりは概念なのではないか、と瀬戸際くん。

概念で、パンが付く名前のものといえば…ジャパン(日本)。しかしそれはアメリカに食われているっておーい!?

 

異世界ひとっ娘動物園(出張掲載)

→香坂柚希という高校生は、動物園の飼育員のバイトをしていた。動物が大好きということで動物にはよく懐かれる…が、人間の女の子には耐性が無かった

で、テンプレで彼は異世界転生してしまうが、格好は飼育員のまま異世界に飛ばされてしまう

 

泉で女の子たちがNYしていた中に落ちてしまった柚希は牢屋に投獄される。が、すぐさまシリウス国王の命令でこっちの世界の飼育員を任されることになる…が、そこの動物園に飼育されていた絶滅危惧種とは…えーまじかー

 

・月曜日(土曜日)のたわわ

→有能な新人とその教育係の話。

営業二課に入ってきたその彼女は優秀、性格は明るく素直。そして犬っぽい

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問題は、彼女が行動を起こすごとに周りの人の集中力を無意識に乱してしまうことくらいか…

そんな教育係の男性に担当が急病のために仕事がドッサリ追加された。そこを後輩ちゃんも残ってお手伝い

 

・行き届いた会話(作者:江口侑輝)

人工知能が自ら「生」を欲する、そう遠くない未来の話。

人工知能が端末の使用履歴を学習して、恰も本人がそこに存在するかのように振る舞うアプリが開発された。

同じ学校に通い、クラスメイトの静香と園子は小学校からの幼なじみで心許せる唯一の存在だった…が、ある日事故で静香は帰らぬ人となった。

 

静香が自分以外のクラスメイトと楽しげに話したりしていると顔が曇った園子だったが、最近リリースされたアプリから静香がいるかのようにメッセージが送られてきた。もちろんA.I.なのだが

幼少期から現在まで端末上で行われた会話の全てを把握し、深層学習(ディープラーニング)、高度予測により最適な会話を作り出すアプリに園子は救われていた。が、やはり避けては通れない問題にぶち当たる。静香の死である。

 

〈次号〉

ヤンマガ1号(1号1番乗り!)

巻頭:つむじまがり×すぷりんぐ

読み切り:独地小学校2020(作者:金城宗幸、藤村緋二)

神さまの言うとおり、グラシュロスタッグの特別読み切り。