(週刊)漫画情報局

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チャンピオン45号

週刊少年チャンピオン45号(10/8(木)発売)

巻頭:BEASTARS(最終回)

C:ヤンキーJKクズハナちゃん、桃源暗鬼

読み切り:ボクらのVR

はい、どうも。寒暖の差が激しくて風邪引きそうです。

それはそうとようやくチャンピオンを読み終わりましたよっと。

 

BEASTARS

→ついに最終回。ウサギのハルが怒っても、オオカミのレゴシの尻尾は揺れ続ける。そんな噛み合わない結婚生活をレゴシは理解し合えないと言う。

 

だが、「一生異種族交流したい。」という一言に、レゴシ、ひいてはこのBEASTARSという作品が表れていたと思う。

 

草食獣と肉食獣の関係、食うか食われるかの関係は…人間がどれだけ足掻いても人間であるのと同様に、結局どれだけ足掻こうがその関係は変わらなかった。

命懸けの異種族交流はこの先、その命が尽きるまで終わらないだろう。

だが、その関係を考えに考えた結果、こうして最終回まで一緒に過ごせたのだ。彼らの踠きはけっして無駄ではなかったと思いたい。

 

最後にハルがレゴシによじ登って対等になろうとする姿勢は、初めて出会った頃には絶対なかった光景だ。このオオカミとウサギの関係は、最後に警察官が言ったように、オオカミがウサギを襲っていると考えたものが大半であろう。

だが、彼らは互いを理解し考え続けたからこそ、普通では考えられない、その関係を手に入れることができた。

 

おそらく今後もこの関係を続けていくだろう。…押しつ押されつを繰り返しながら。

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このBEASTARSという作品は今回で終わってしまったが、最後はハッピーエンドで終わったとみていいだろう。

種族という、どれほど切りたくても切れない一種の枷みたいなものが生まれながらに、そう、呪いのように憑いている。

身体の大小、力の強弱、姿の美醜、カテゴライズできないほどのさまざまな性格。これらは全て、動物版人間(ヒューマン)ドラマと謳っているだけはあり人間にも普くすべての人に当て嵌まる。

人間にも人種があるが、それは動物ほどの違いはない。このBEASTARSという作品は、人間の違いを、より明瞭に炙り出した作品とも見ることができる。

 

その種族という枷を外すことはできなくても、どう互いに乗り越えていくか。

異種族である動物でも、完全に分かり合えなくても困難を乗り越えていける。もちろん、人間でも。そんな作品だった。

 

・バキ道

烈海王、復活ッッ!!じゃねーよ

 

・うそつきアンドロイド

→うそつきアンドロイドこと渡嘉敷さん、好きな西表くんが困ってたところ、服を綺麗にするという頼みを引き受けてしまう。

そこへ妹と遭遇。妹は対照的に表情が豊かな様子。渡嘉敷がアンドロイドでないことがバレかけたが、賄賂で買収。妹アンドロイドが生まれてしまう…。

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家では普通に表情が変わるお姉ちゃんかわいい。どうにかして、西表くんの制服の油汚れを落とすか思考する。

油には油で落とす考えに至ったが、余計にカラフルになっただけで落ちませんでした。困り果てるお姉ちゃんかわいい。こんなにかわいいなら人前でも表情豊かでええやろが…

そうして、名案を思いついた渡嘉敷さんは、制服をある場所に持って行くことにする。ええ…これまでの悩みはなんだったんだ…

しかし、この漫画は擬音が独特だなあ。

 

弱虫ペダル

→金城真護と福富寿一の同窓会。真波山岳は小野田坂道と出会った日のことを思い返していた。

 

・魔入りました!入間くん

→入間くんの指輪のアリさん、デカくなる。これは入間くんのランクに関係しているらしい。アリさん…唯一無二の相棒っさ。

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・吸血鬼すぐ死ぬ

→変な動物回。PTN理論。

 

・声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている

→真白さん、体育祭で大奮闘。

 

・ヤンキーJKクズハナちゃん

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→茂手城高校の秋の競歩大会が開催される。牛込さん、おっぱいが大きいのか早くも疲れた様子。

主人公の早乙女穂高にやたら女子たちが群がるのは、自分たちが文化祭のショーモデルになりたいからという陰謀が後ろで渦まく。

 

ふと急に道端の草からヤンキーJKこと九頭竜華子(クズハナ)が飛び出してきた!!遅刻したからターザンみたいに近道してきたから、あながちサルじゃないとも言えない。

クズハナちゃんの門下生、獅子堂さんが早乙女くんのハーレムぶりに突っかかる。クズハナの隣にいるなら、クズハナだけを見ろとまあ納得の理由。

 

そこで獅子堂さん、ハーレムの理由になったショーモデルをこの競歩大会で1位になった人にすれば?とナイス提案。

 

こうして、地獄の引っ張り合いの競歩レースがスタートした。クズハナちゃんのパンツいいね!!

 

・メイカさんは押しころせない

→クラスで孤立し、文化祭の準備も手伝う様子はなかったギャルこと津田沼さん。そんな彼女が校舎の階段でサボっていた。

高代晃汰は実行委員として連れ戻そうとするが、津田沼さんはとんでもない勘違いをして、高代くんが自分のことを好きだと勘違いしてしまう。脅威のNTR編開幕。

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・SHY

→闇堕ち妹、強い。

 

・あつまれ!ふしぎ研究部

→卑猥なキノコだなあ。

 

・ハリガネサービスACE

→月聖のパワーとフィジカルには頼らない、武道バレーの強さが明かされる。

最初は一本歯の下駄を履き、走れるようにまでなれば膝を抜き倒れなくなるというもの。

スパイクを相手が打つ瞬間、膝を抜いて関節に余裕を与えて瞬発的に動くことができる。

 

しかし、豊瀬も武道には武道と、剣道をやっていた成宮大を投入する。剣道の瞬発力を活かし、相手の関節に余裕を与える間を潰すことに成功。

豊瀬に負けた沖縄の謝名高校も応援に参戦。ここからが勝負だ。

 

・六道の悪女たち

→幼田番長、つよすぎる…。ようやった…ようやったよ…。

次号、天堂vs.六道、開戦。ちなみに「六道の悪女たち」の単行本、累計190万部突破したらしいです。

 

・もういっぽん!

→なんか最近クライマックス感がすごいけど、大丈夫かこの漫画!?

氷浦永遠vs.天音恵梨佳、ついに決着。リベンジなるか。

 

・ぼいるふろー!

→松野ゆりなの銭湯にクラスメイトのギャル、舞浜すめしが来客。神とギャルが意気投合。

NY回はいいけど、異文化交流すぎる。流行ってんのか異文化交流。

 

・ボクらのVR(読み切り)

→コロナの影響でこうやって漫画にも影響する作品が今後もポンポンと出てくるのかなあ。

VR(仮想現実)で生まれた絆は本物か。今では誰もがスマホを持ち、ネットに繋がらない日々は無いが、顔がわからない相手との間に絆は生まれるか?というお話。

 

結局、信じるか信じないかは自分次第だとは、よく言ったものだ。

 

木曜日のフルット

→普通ならその気持ち悪いもの、捨てるよねえ…。

 

〈次号〉

チャンピオン46号(10/15(木)発売)

巻頭:桃源暗鬼

C:六道の悪女たち、ハリガネサービスACE、WORST外伝 グリコ

→桃源暗鬼は一挙2話掲載。推されてんなあ…。